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約87%が主にテレワークを選択していると回答した <働く場所の自由化>導入2年後の調査レポート

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株式会社フューチャースピリッツとフューチャースピリッツグループ各社(株式会社フューチャーヒット、株式会社フューチャースピリッツ アジア、Future Spirits Malaysia Sdn. Bhd. 、Future Spirits Thailand Co., Ltd.) (以下、フューチャースピリッツ) は、2020年7月1日に全社導入し、2年が経過した、在宅・出社を自由に選択できる勤務形態<働く場所の自由化>制度について、社内アンケートを実施しました。約87%が主に在宅勤務を選択しており、在宅選択者のうち約85%が今後も主に在宅勤務を継続したいと回答があり、“自由に選択できている”社員の満足度は高いことがわかりました。

<アンケート実施背景>
新型コロナウイルス感染拡大防止策として2020年3月より自社のテレワーク環境の整備を開始し、同年7月1日から全社的に在宅・出社を自由に選択できる勤務形態<働く場所の自由化>制度を導入しました。事前申請は不要で、社員の居住地や生活環境、職種や業務状況に応じて、自由に選択できる制度としてスタートしました。導入から2年が経過し、今後の環境改善を目標に、実態調査のためのアンケートを実施しました。


【調査サマリー】
●現在も約87%が在宅勤務を継続している
●在宅選択者の約85%が今後も在宅勤務を選択したいと回答した一方で、出社選択者は約71%が出社での勤務方式を今後は再検討したいと回答
●「就業環境に今後望むこと」として「フレックスタイム制の導入」を約28%が回答

【調査結果】

約87%が現在も主に在宅での勤務を選択

「在宅勤務を選んだ人」は約87%、「オフィスへの出社を選んだ人」は約10%、「それ以外の場所を選んだ人」は約3%という結果になりました。調査によって、現在も大多数の人が「在宅勤務」を選択していることが分かります。「それ以外を選んだ人」は、家、オフィス以外の場所での勤務ということではなく、在宅・オフィスの勤務割合が半々で、両者を組み合わせたハイブリッドワーク型の選択をしていることがわかりました。

各勤務環境に対しての満足度では在宅選択者が高い結果

直近2年以内の目安で考えた際、約78%の人が「今後も今の勤務環境を選びたい」、約22%が「折を見て検討したい」とし、「選びたくない(=今後は今と異なる環境で業務に取り組みたい)」と回答した人は0人という結果になりました。ただ、同設問の集計結果を「在宅選択者」と「出社選択者」の回答に分けて比較すると、次のような差異が発生していました。

「在宅選択者」・「出社選択者」で異なる今後の展望 ―「出社選択者」の約71%が出社での勤務方式を再検討したい

「在宅選択者」は約85%が”今の勤務環境を選びたい(=在宅勤務の継続)”と回答し、約15%が”折を見て検討したい”という結果になりました。一方で、「出社選択者」の回答では”今の勤務環境を選びたい(=出社を続けたい)”と回答したのが約29%に留まり、”折を見て検討したい”と回答したのが約71%と在宅選択者とは大きく異なる回答が集まりました。在宅・出社それぞれの選択理由は次のとおりです。

選択としての「在宅」、業務都合が含まれる「出社」

回答のうち約40%が「通勤時間の節約・削減」、約15%が「オフィスより集中できる」、「感染症対策」と「家事・育児に時間を使える」とが共に約14%、約9%が「在宅環境を整えたので快適だから」となりました。
それ以外では、「外出しないとお金を使わないで済む」や「インドア派だから当然在宅」、「時代に合わせた業務スタイルに挑戦したい」等という回答がありました。

回答のうち約34%が「業務都合で出社が必要なため」、「人とコミュニケーションを取りたいから」・「オフィスの方が集中できる」とが共に約22%、約11%が「家がオフィスに近いから」となりました。
「出社選択者」に限ると約34%は自由選択ではなく、業務都合を優先して出社を選択してオフィスで勤務していることがわかりました。

個人の快適さに貢献する「在宅勤務」、業務の快適さに貢献する「出社勤務」

「在宅選択者」・「出社選択者」の感じる各環境でのメリット・デメリットをたずねる質問に対しての回答の一覧が上記の表です。
「在宅選択者」が感じるメリットは、業務以外の予定が立てやすいや、公共交通機関のストレスからの解放など”スケジュールの柔軟性”や”ストレス軽減”のような個人の快適さに関する回答が挙げられました。
デメリットは”他者の顔や動向が見えない”のような業務上の連携やコミュニケーションの取りづらさにおいて、他者の様子がわからないことに起因しているとみられる回答が多く挙げられました。
「出社選択者」が感じるメリットは、”相談・質問が気楽にできる”や”設備や空間の機能性”のようなオフィスという環境がこれまで培ってきた業務の効率性に関する回答が挙げられました。
一方で、「出社選択者」からは「在宅選択者」から挙げられたようなコミュニケーション上のデメリットが挙げられなかった点にオフィスがコミュニケーションにおいて高い機能性を有していたことがうかがえます。
新卒ならびに中途採用で入社した社員から”フルリモートに魅力を感じて入社した”という複数の回答がありました。この選択制度が採用活動において良い影響があることがわかりました。

「フレックスタイム制の導入」の要望と全社的な「選択」の実現

「就業環境に今後望むこと」という設問に対して、「在宅選択者」・「出社選択者」問わず多く挙げられたのが「フレックスタイム制の導入」で、自由回答の40件のうち11件で挙げられました。その想いとしては、家事・育児、介護、自身の通院といったことが勤務上の不安要素とならないように場所だけでなく”時間への柔軟性”もほしいという意見でした。
オフィスへの出社が求められる社員からは、特定の部署のみが出社を必要とする業務に携わることから、「業務・部署を問わず<働く場所の自由化>が実現できる環境整備」への要望がありました。

課題の可視化が示した成長できる組織への手がかり

<働く場所の自由化>が業務環境への満足度において一定以上の貢献があり、かつ採用への好影響があることが今回のアンケートを通じて明らかになりました。
また、在宅勤務時における社員間の満足度の高いコミュニケーション、業務都合により出社を選択している社員の満足度、といった点が課題として浮き彫りになりました。“業務上の効率や快適さ“と“個人の働きやすさ”の両者間でのバランスをどのように取るか、可視化された課題が手掛かりになると考えます。

<アンケート概要>
調査期間:2022年5月13日~6月8日(27日間)
調査対象:株式会社フューチャースピリッツ 社員
調査方法:選択式+自由回答式Webアンケート
回答数:68件

<働く場所の自由化>制度をいち早く始めたフューチャースピリッツの想い

フューチャースピリッツの<働く場所の自由化>制度は、新型コロナウイルス感染拡大防止策をきっかけとして導入をしましたが本質にあるものは、フューチャースピリッツで働く社員、関わるみなさまの「やりたい仕事」、「ありたい生活スタイル」が制限されない働き方を目指したものです。そのため、フューチャースピリッツは新型コロナウイルスの状況によらず、<働く場所の自由化>を継続させ、今回の調査で得た声を活かし、「やりたい仕事」・「ありたい生活スタイル」を追求しながら、「つながりから未来をつむぐ」というミッションのもとで成長を継続できるように日々取り組んでまいります。

■会社紹介
株式会社フューチャースピリッツ
・代表者:谷孝 大
・設 立:2000年1月/資本金:1億140万円
・URL:https://www.future-s.com/
・事業内容:
ホスティングサーバー、パブリッククラウドの構築・運用から、クラウドサービス、Webシステムやサイト制作まで、お客様のビジネスの進化に貢献するための、Webソリューションをワンストップでご提供します。日本国内3拠点の他、海外グループ会社(中国・タイ・マレーシア)3拠点にも展開しております。